コロナ禍で全国的に小学校の夏休みが短縮される中、茨城県神栖市の横瀬小学校では、8月17日に授業が再開された。夏休みは計9日間で全国の公立小で最短の学校の一つだ。市教育委員会は「今後、感染拡大の第2波、3波、もしくはインフルエンザ流行や災害が発生しても授業日数を確保するため」と理由を説明する。
異例の猛暑の中での授業。学校は暑さ指数が基準を超えた際、校庭や体育館を使わないことに決めている。1年生のクラスはこの日、体育のダンスを冷房のある教室で行うことになった。
冷房を使うといっても、換気のために窓は開ける。児童間の距離を空けるために、廊下と教室の仕切りも取り外していて室内は十分に冷えない。扇風機を使っても教室内の温度計は30度近くを指していた。
刻々と変わる状況に合わせ現場の試行錯誤は続く。(福留庸友)
拡大する体育館や校庭で暑さ指数の基準を超えたため、エアコンのある教室で体育の授業を行うクラスもあった=2020年8月17日午前、茨城県神栖市、福留庸友撮影
拡大する体育館や校庭で暑さ指数の基準を超えたため、エアコンのある教室で体育の授業を行うクラスもあった=2020年8月17日午前、茨城県神栖市、福留庸友撮影
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル