地球環境や人、社会に配慮した商品やサービスを積極的に選ぶことで社会問題の解決を図る「エシカル消費」。なんとなくハードルが高く感じるけど、ふだんの買い物でつながるのなら、一歩を踏み出しやすいはず。
東京・表参道のショップ&カフェ「imperfect(インパーフェクト)表参道」が始めた参加型投票「Do well by doing good.」は、エシカル消費に気軽に参加できる仕組みだ。
大手企業も注目するこの仕組みについて、同社創業メンバーの佐伯美紗子・マーケティング部長に聞いた。
魚を与えるのではなく、釣り方を共有する
表参道ヒルズにあるインパーフェクト表参道の店内。農家の自立や生産地の環境保全といったサステイナブル(持続可能)な取り組みで生産された素材を使うチョコレートやナッツ、コーヒーなど「ウェルフード&ドリンク」が並ぶ一角に、三つのプロジェクトの投票ボックスが置かれている。
「コートジボワールのカシューナッツ農園での養蜂プロジェクト」
「コロンビアのコーヒー農家の生活安定をめざすトウモロコシ栽培支援」
この三つから選び、お店で買い物をするともらえる投票チップを入れる。最も支持を集めたプロジェクトを、同社が売り上げの一部を拠出して支援する。
投票は、2019年7月のオ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル