エンジンとめ2時間半後、車内は50度に 乳児死亡事故で県警が検証

鈴木優香

 北九州市の商業施設駐車場のワゴン車に残された0歳の男児が死亡した事故で、福岡県警折尾署が同じ車で検証したところ、車の窓を閉め、エンジンをきって約2時間半後に車内温度が約50度に達したことがわかった。署は司法解剖の結果、死因について「熱中症脱水症状を起こした可能性がある」とする。

 署によると、26日午前、買い物に来て時間差で車を離れた両親が、それぞれお互いが男児を連れていると思い込み、男児が車内に残されたという。最後に母親が車を離れたのが午前10時ごろで、通報は午後0時半ごろだった。

 気象庁によると、北九州市は26日午後1時12分に32・9度の最高気温を記録していた。署は重過失致死の疑いなどを視野に捜査している。(鈴木優香)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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