三重県名張市内で捕獲され、市役所で飼育されているオオサンショウウオの交雑種の愛称が「弥助(やすけ)」に決まった。刺し身の切れ端など、えさの提供を受ける条件で、市役所内で食堂を営む市内の企業の社名を使うことになった。
全長52センチ、体重1・2キロ。国の特別天然記念物の在来種が生息する市内の清流で、2021年4月に捕獲された。在来種と隔離するため市内の廃校プールでほかの交雑種約150匹と飼育されていた。「市民に親しんでもらおう」と、今月13日に市役所2階の秘書室前のケースに入れた。つぶらな小さい目が「かわいい」と、来庁者や職員らの人気を集めていた。
市によると、えさは週1回与える程度で、量はアジに換算して年間50匹ほど。庁舎内で食堂を営み、冷凍庫も置いている弥助に相談していた。29日に覚書を市と交わした山中正彦社長(75)は「地元のオオサンショウウオの名づけ親になれて光栄」。北川裕之市長は「『秘書』として、名張の観光コンテンツにしたい。市のPRでの貢献も期待したい」と話した。
オオサンショウウオは日本の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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