笹川翔平、永井啓子
大阪府と京都府は10日、新たに確認された「オミクロン株」の8人の感染者の濃厚接触者にそれぞれの府内在住者らがいたことを明らかにした。内訳は大阪府が66人、京都府が28人。
大阪府の66人のうち65人は、5日に関西空港に到着した航空機の感染者1人と同じ便だった。ほかの1人は羽田空港到着便の同乗者。人数は政府から情報提供があったといい、保健所を通じて本人と連絡を取る作業を進めている。
厚生労働省によると、関空到着便で感染がわかったのは、米国に滞在歴がある40代の男性。吉村洋文知事は10日に出演した読売テレビの番組で「感染症専門の病院に入院されている」と説明した。府によると、65人は旅行者や府内在住者という。
京都府が発表した28人の濃厚接触者については、どの空港の到着便の同乗者かは明らかにしていない。保健所が電話で連絡を取っているという。すでに府内に滞在している場合は、11日から京都市内にある府の濃厚接触者用の宿泊療養施設に入所してもらう予定だという。(笹川翔平、永井啓子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル