福岡県は12日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者の濃厚接触者が、県内で初めて確認されたと発表した。同日から県内の宿泊療養施設に入所し、県は19日まで健康観察や定期的なPCR検査を続ける。
県によると、この濃厚接触者は、5日に海外から関西空港(大阪府)に到着し、10日に陽性が判明した40代男性と同じ飛行機に乗っていた。入国時の検査では陰性で、3日間の施設での待機後、8日から県内の自宅で過ごしていた。自宅から外出はしておらず、現在も症状はないという。
また県は12日から、福岡市内の宿泊療養施設1カ所を入国者向けの待機施設として政府に貸し出すことも明らかにした。関東や関西の施設は不足する見通しで、7日に後藤茂之厚生労働相から服部誠太郎知事に依頼があった。県は別の1施設の貸し出しも検討している。
県はこれまでに宿泊療養施設を11カ所(2234室)確保したが、感染状況の落ち着きから、施設での療養者数は19人(11日時点)にとどまっている。(神野勇人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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