小林直子、足立優心
政治経験のない研究者から377万都市の首長へ――。
昨年夏の横浜市長選で初当選した山中竹春市長が就任2年目に入った。基礎自治体として最大の人口を抱える横浜も昨年、戦後初めて人口がマイナスに転じた。横浜のあすをどう描いていくのか、山中市長に聞いた。
――8月末に発表した中期計画の素案で「子育てしたいまち」を基本戦略としました。首都圏の他都市とどう差別化を図るのでしょうか。
横浜には子育て世代にとって魅力的なブランド力が元々ある。しかし、給食の供給体制や待機児童・保留児童の対策、郊外部の移動手段など近隣都市に比べて取り組むべき課題がある。
子育て世代への直接的な支援と、安全安心な生活環境を作ることで、都市の魅力をさらに高め、定住人口の増加を図りたい。
高齢者にとって「子育てしたいまち」は?
――子育てしたいまちを掲げたことで、後回しにされたと感じる高齢者もいるのでは。
記事の後半で、昨夏の横浜市長選から取材してきた記者が山中市政の課題を探ります。
自治会の人と話をすると、社…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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