北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)が同事故以前から、観光船の運航日に事務所を頻繁に不在にしていたことがわかった。複数の関係者が朝日新聞に証言した。社長は運航管理者を務めており、同社の安全管理規程では運航管理者は船の運航中、原則として事務所で勤務すると定めている。海上保安庁も同様の情報を把握し、規程の運用実態を調べているという。
桂田社長が運航管理者に就任したのは昨年3月。今年最初の運航日だった事故当日の4月23日、事務所を離れていたことが既に判明している。安全管理規程で、不在の場合は運航管理補助者と「常時連絡できる体制に」と定めていたが、同社の国への説明では、補助者はカズワンに乗った豊田徳幸船長(54)が務めていた。今回、昨シーズンから不在がちだったことが新たに明らかになった。
カズワンは昨年5月と翌6月…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment