東京電力福島第一原発が立地する福島県大熊町で、小中一貫の義務教育学校「町立学び舎(や) ゆめの森」の校舎が完成し、25日に2学期を迎えた。町内唯一の学校で幼保連携の認定こども園も併設し、0~15歳の計31人が同じ建物で学ぶ。
子どもたちは始業式前に校舎内を約1時間見学した。木材をふんだんに活用した建物で、中央にある図書館の蔵書は約2万冊で、そこから放射状に教室が配置。間仕切りや黒板はなく、子どもたちは好きな場所でタブレットなどを使って学ぶ。少人数であることを生かし、児童・生徒へは個別に指導するのが特徴だ。
9年生(中学3年)の斎藤羽菜(はな)さん(14)は「図書室に多くの本があり、机もあって、カフェのような空間。毎日、学校に行きたいと思わせてくれる場所」と目を輝かせた。
原発事故後、町は一時全町避…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル