三重大学医学部付属病院(津市)の臨床麻酔部の医師らが診療報酬の不正請求に関わっていた問題で、三重大は、40代の准教授を津地検に告発し、2日に受理されたと発表した。
病院では40代の准教授が2018年から今年3月まで、使っていない薬を使ったかのように装い、約2200の診療録(電子カルテ)を改ざん。計2800万円超の診療報酬を不正に請求した。大学は、この行為が公電磁的記録不正作出・同供用罪にあたる疑いがあるとして刑事告発を検討し、准教授と、この薬の使用を奨励していた教授を自宅待機させていた。大学が設置した第三者委員会の聞き取りに対し、准教授は改ざんを認めていたという。
病院によると、教授と准教授の処分は今月開かれる学内会議で決定する予定だという。(甲斐江里子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル