堺市の病院がカルテに誤った患者情報を記載しているにもかかわらず訂正を拒み、カルテの開示請求にも応じなかったとして、この病院の元患者と「医療情報の公開・開示を求める市民の会」が30日、市に対し病院への行政指導を求める要望書を提出した。
元患者は、この病院の精神科に通っていた同市の女性(52)。女性らの説明によると、主治医から昨年12月、カルテを見せられながら、「あなたの実家は農家で、お父さんは温厚だがお母さんとの関係に問題がある」と説明を受けた。しかし、実際には実家は医療関係者ばかりで母子関係も良好。女性は訂正を求めたが、主治医は応じなかった。また、錠剤による治療が可能だったにもかかわらず注射治療を続けたという。
2月にこの病院から治療を拒否された女性は3月、カルテの開示請求をしたが、病院側は不開示とした。
同会の岡本隆吉副代表は「人権侵害であり、今後の治療にもかかわる。病院側の対応は不誠実・不適切で法にも反する」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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