蜷川大介
高知県須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」の銅像を建てるためのクラウドファンディング(CF)が、目標の700万円を2週間余りで突破した。寄付は今も集まり続けており、寄付総額で銅像の高さを決めることにした。目指す大きさは、市名産の「鍋焼きラーメン」5杯分だ。
しんじょう君は、2013年4月にお披露目された。市内を流れる新荘川で国内で最後に目撃されたニホンカワウソがモチーフ。ゆるキャラグランプリ2016で全国1位に輝き、市のふるさと納税宣伝隊長を務めている。
今回の銅像設置は、キャラ誕生10周年を記念し、市内に新たな観光名所をつくるのが狙い。しんじょう君の管理運営を市から委託されている会社パンクチュアル(須崎市)が企画し、寄付を募っている。
CFは4月28日に1万円以上の寄付で銅像の台座に寄付者の名前が刻印されるなどの条件でスタート。すると、5月13日に700万円を突破した。銅像をもっと大きくし、夜間はライトアップしようと、寄付目標額を1100万円に引き上げた。
同社によると、銅像を建てることはすでに決定。5月末までの寄付の集まり具合で銅像の大きさが決まることになりそうだ。
CFのサイトでは、銅像が大きくなるイメージを表した画像を作成。市の特産品である「ミョウガ」や「カツオ」、「鍋焼きラーメン5杯分」などを例にしてPRしている。問い合わせは同社(0889・43・9393)。(蜷川大介)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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