カープ日南キャンプ60年 復刻ユニホーム姿で地元から感謝と応援

大野博

 プロ野球・広島カープ宮崎県日南市の天福球場を春季キャンプ地としてから60年になるのを記念して、「広島東洋カープ日南協力会」(会長=高橋透・日南市長)が、キャンプが始まった1963年当時の復刻ユニホームを作製した。

 白地に濃紺の「CARP」の文字が躍るデザインで、キャッチフレーズは「当時はまだ、赤くなかった」。カープといえば赤、というのが定番だが、それは初優勝を遂げた1975年以降のこと。63年当時のチームカラーは紺色だった。当時の白石勝巳監督がつけていた背番号もかけて、背中と胸に「60」の数字が入る。

 非売品で300着をつくり、球場のある油津地区の商店街、飲食店や金融機関に配布。キャンプ初日の1日から、日南市材木町の市観光案内所で勤務する市や市観光協会の職員計25人が着用している。

 カープ協力会事務局を兼ねる市観光協会の河野健一事務局長は「60年という長い歴史を改めてかみしめ、感謝の気持ちを表現しました。コロナ下で選手と市民がふれ合う機会が限られるのは残念ですが、今後もこのまちでずっとキャンプを、という思いで熱く応援してきたい」。(大野博)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment