ガラスが刺さったあの机…お父さん聞かせて、中2の夏の出来事を

 お父さん聞かせて。ある女性が60歳を超えて、こんなタイトルの冊子を編んだ。ウクライナ危機の悲劇に接し、ガラスが刺さった父の机を思い返しながら。

 父は絵を描くのが好きだ。月山(がっさん)や鳥海山を望む自然豊かな地元、山形・庄内平野の光景をよく題材とする。

 父が書きものに使っていた古い文机がある。いまはきれいになったが、子どもの頃はなぜかガラスがいっぱい刺さっていた。

父の机にガラスが刺さったのは78年前のこと。女性は思いがけず、同じ時に同じ街にあったピアノをステージで弾き、父との「共演」も果たすことになります。記事の後半で伝えます。

炎と煙に包まれた街にいた父

 机は78年前、父の一家とと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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