大阪府議会5月定例会は9日、原油や物価の高騰対策として公共交通事業者らの燃料費支援策や、府立支援学校の生徒らの給食費を無償にすることなどを盛り込んだ約43億円の一般会計補正予算案など計16議案を可決し、閉会した。
このうち、議員提案の議案では、議員の視察に関わる経費を見直す維新の条例改正案が可決された。
グリーン車利用、制度廃止
視察の際、新幹線のグリーン車や飛行機のビジネスクラスを公費で利用する制度が廃止される。府議会の各委員会が行う視察の予算自体も廃止され、必要な場合は各議員に交付される政務活動費で視察する。
視察の経費をめぐっては5月9日、自民がグリーン車の利用を廃止する条例改正案の構想を表明。これに対して維新は同20日、委員会視察予算の廃止などを追加した改正案を発表した。
今月9日の議会では、自民は委員会視察予算は必要だとして、独自の改正案を提出したが、維新と公明の反対で否決。その後、維新案が賛成多数(自民含む)で可決された。
また、自民はこの日、ギャンブル依存症対策を推進する条例案を、自民保守の会と共同で府議会へ提出した。しかし、維新、公明などの反対多数で否決された。反対した維新は、今後改めて独自の条例案を提出するとしている。(新谷千布美、向井光真)
「トップランナーになれない」「なぜギャンブルだけ」
大阪府議会5月定例会で9日、ギャンブル依存症対策を巡る討論があった。第3会派の自民党府議団が自民保守の会と共同で、ギャンブル依存症対策を推進する条例案を府議会へ提出した。しかし、維新、公明、民主ネットの反対多数で否決された。
条例案は、府に対し、関連事…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment