ギンナンのにおい、なぜ強い 食べさせようとしたのは…

ののちゃんのDO科学

「ギンナンのにおい、なぜ強い?」

神奈川県・須藤文子さん(61)からの質問

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ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。
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 ののちゃん 道を歩いていたら、地面の木の実を踏んづけちゃった。なんだか、靴の裏がくさいなあ。

 藤原先生 そのにおいは、イチョウの木から落ちたギンナンだね。外側は確かにくさいけど、殻ごと炒(い)って中身を食べるととってもおいしいよ。あとで拾いにいこう。

 のの このにおいは何なの。

 先生 ギンナンは全体がイチョウの種で、内側の食べられる部分を胚乳(はいにゅう)というよ。胚乳を種皮という皮が覆っているの。種皮のうち、においを発する場所は外層と呼ばれていて、そこに含まれる酪酸やヘプタン酸といった成分が、特有のにおいのもとになっているんだよ。

 のの でも内側はおいしいのに外側はくさいって、おかしくない? 果物は甘いにおいのものが多いよ。

 先生 確かに、果実を動物に食…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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