クアッド控え警視総監が指示 「テロ兆しあれば通報を」

鶴信吾

 東京都内で24日に開かれる日米豪印(クアッド)首脳会合を前に、警視庁は17日、警備会議を開き、幹部ら約500人が参加した。大石吉彦警視総監は「適切な情報発信を徹底し、都民・国民の理解と協力が得られるよう努めてほしい」と述べ、警備態勢や交通対策を確認するよう指示した。

 大石総監は訓示で、大規模な交通規制や検問などを実施することから「国民の生活に少なからずご不便をお掛けする」と説明。地域住民に対し、テロなどの不法行為の兆しや不審情報があれば通報することを求めていくとし、「社会全体で警戒力を高めていただきたい」と話した。

 米国のバイデン大統領は22日に初来日する。会合がある24日までの間、高速道路や都心の一般道で一時的に交通規制があり、混雑が予想される。警視庁は電車やバスなどの公共交通機関の利用を呼びかけている。(鶴信吾)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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