28日夜から29日未明にかけて、福井市内でクマの出没が相次ぎ、男性2人が重軽傷を負った。
市によると、28日午後6時半ごろ、同市稲津町の民家で、50代の住民男性がクマ1頭に襲われた。成獣とみられ、男性は右ふくらはぎを引っかかれて軽傷を負い、その際に転倒して顔も打ったという。
翌29日朝、隣家の車庫内に同じ個体とみられるクマが潜んでいるのが見つかり、約5時間にわたって車庫内に居座っていたが、正午前に猟友会によって駆除された。現場は北陸自動車道の福井インターチェンジの近く。
また、同市篠尾町の路上で29日午前3時50分ごろ、60代の新聞配達員の男性がクマ1頭に襲われ、鼻が折れるなどの重傷を負った。命に別条はなく、クマは逃げていったという。現場は山のふもとにある集落の一角で、福井駅から東に約8キロ。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル