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クラウドファンディングで費用を集めた、すい臓がんの新たな治療法の臨床試験が2月5日始まりました。
臨床試験が始まったのは臓器を包む腹膜に転移を起こしたすい臓がん患者の腹膜に直接、抗がん剤を投与する「腹腔内投与」という治療法です。この治療法についてはこれまでの研究で生存期間が延びるなどの結果が出ていましたが、使用する抗がん剤がジェネリック医薬品であることなどから、製薬会社からの投資や公的な支援を得にくく、臨床試験に進めていませんでした。そこで関西医科大学の里井壯平教授らは、費用をクラウドファンディングで募り、目標金額の1000万円を大きく上回る3500万円以上を集め、臨床試験を始めました。
関西医大は今後3年間で180人の患者のデータを集計し、2026年ごろの保険適用を目指すということです。
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