クラフトビールメーカーのフェス ビールや音楽ではない裏テーマとは

 「COEDO(コエド)」ブランドで知られるクラフトビールメーカーが、埼玉県東松山市醸造所で音楽フェスを開いた。ビールとライブに酔いしれてもらう企画だが、裏テーマもあった。

 広がる青空、色づき始めた雑木林。11月5、6の両日、木製ステージで繰り広げられた演奏を、ビールを手にした観客たちが、くつろいだ表情で楽しんでいた。

 ビールの原料にちなみ「麦ノ秋(とき)音楽祭」と名付けられた催し。協同商事コエドブルワリー(埼玉県川越市)が、醸造所の敷地にステージや水場などを設け、キャンプ型フェスとして初めて開いた。

 UA、ACIDMANの大木伸夫、レミオロメンの藤巻亮太、FLYING KIDSの浜崎貴司、THE BACK HORNの山田将司ら9組のアーティストが、弾き語りなどアコースティックな楽曲を中心に演奏した。

 観客は2日間で延べ約1千人。コエドの定番商品のほか、ホップの代わりにマカや高麗人参(にんじん)を使ったオリジナルビール「音ト鳴(おととなり)」が会場で提供され、「ビール学校」なども開かれた。

 フェスの狙いは、醸造所のある比企丘陵の風土を感じてもらうことだ。

 だが、もう一つ、裏テーマと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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