クリスマスカードにSOS 中国で収監、2カ月前に釈放

 英国の大手スーパーで販売された中国製クリスマスカードから、「助けて」という書き込みが見つかった問題で、これを書いたと主張する人物が名乗り出た。29日、英紙サンデー・タイムズが報じた。中国の上海青浦刑務所に収監されていた35歳のナイジェリア人男性で、2カ月前に出所して母国に戻ったという。

 同紙によると、男性は外国から違法に収入を得た罪で4年間服役。薬物犯罪で終身刑となって、青浦刑務所に収監されていた別のナイジェリア人受刑者とともに、今夏、箱詰め作業をしたクリスマスカードのうち10枚に、中国で外国人受刑者が強制労働を強いられているとして、助けを求める書き込みをしたという。

 「助けて」という書き込みは、ロンドンに住む6歳の女の子が買ったカードから見つかった。スーパーはカードの販売を取りやめ、調査していた。(ロンドン=下司佳代子)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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