保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(66)らによる金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)事件で、ゴーン被告とともに同罪で起訴された元代表取締役のグレゴリー・ケリー被告(63)と法人としての日産の初公判が、9月15日に開かれることが30日、関係者への取材で分かった。同日の公判前整理手続きで、初公判の期日が指定された。 ゴーン被告が昨年末に逃亡したことを受け、東京地裁は事件の公判からゴーン被告の審理を分離したが、公判前整理手続きでの争点整理などが長引いていた。また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、公判前整理手続きの期日が取り消されるなど期日指定に時間がかかった。 起訴状などによると、ケリー被告は平成22~29年度のゴーン被告の役員報酬を計約91億円過少に記載したとしている。ケリー被告は30年11月の逮捕時から一貫して、無罪を主張している。
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