ゲテモノ扱いされる昆虫食のイメージを変えたい――。そんな思いで奈良県斑鳩町の近畿大学3回生、清水和輝さん(21)が、コオロギの粉末を混ぜたコーヒーづくりのクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。「昆虫は豊富なたんぱく質をもち、生産時の環境への負荷も少ない。昆虫食の魅力を正しく伝えたい」
昆虫食を知ったきっかけは5年前。高校の生物の先生が長野県のお土産にイナゴのつくだ煮を買って帰った。恐る恐る食べると、思ったよりおいしい。「虫を食べるって面白いんちゃう」
2週間ほど後、インターネットで昆虫食を調べ、近所のペットショップで熱帯魚のえさに使われるゴミムシダマシの幼虫ミールワームを買った。母親の反対を押し切り、ネットのレシピ通り、自宅のキッチンで素揚げにした。サクサクとした食感で揚げた大豆のような味だったそうだ。
近畿大学農学部に入学後も、生…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル