コロナ禍で、子どももオンラインでゲームや勉強、人とかかわる機会が増えています。依存症など課題も指摘されるなか、朝日新聞社が先月、「子どもとオンライン」をテーマに記者サロンを開催したところ、700人以上が視聴し、300件以上の質問が寄せられました。当日取り上げられなかった質問を中心に、ネットやゲーム依存のカウンセリングを手がける臨床心理士の森山沙耶さんと、青少年のスマホ利用に詳しい兵庫県立大学准教授の竹内和雄さんに、あらためて答えてもらいました。
対話の仕方は
《「スマホとのつきあい方を聞こうとしても、子どもが会話しようとしない」(千葉県・40代女性)》
竹内 親子関係を「叱る、叱られる」の上下関係にせず、まずは話ができる環境をつくることが大切。釣りでも料理でも「鬼滅の刃」でも、9割は雑談し、残り1割で相談するぐらいがよい。それこそ一緒にゲームをし、その後、お互いに歩み寄りながら、利用時間など納得できるルールづくりをしてみてほしい。
森山 親は「早く話し合わなければ」と焦り、子どもの顔を見るたびスマホやゲームの話を切り出してしまいがち。でも、子どもが親と接すること自体を避けるようになれば、ますます話ができなくなる。まずは子どもの興味によりそい、子どもが「親と話していて安心できる」という感覚をもててくれば、向き合いづらい問題についても対話ができるようになるのでは。
取り上げていいか
《「高2の息子とは時間を決め…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment