山口県と下関市は17日、10歳未満~80代までの男女37人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち18人はインターネットを通じて知り合ったゲーム仲間とその関係者で、県は19例目のクラスター(感染者集団)と認定した。感染者が30人を超えたのは1月26日以来。県内で確認された感染者はのべ1540人となった。
県健康増進課によると、18人は20代の男女と40代の女性で、居住地別では周南市11人、光、山口各市が2人、岩国、下松、山陽小野田各市が1人。うち15人はインターネットを通じて知り合った30人ほどのゲーム仲間集団で、周南保健所管内(周南市、下松市、光市)の飲食店で10日に約20人、11日に約15人で集まり、ゲームをしながら食事をした。10日は夕方から朝にかけて、11日も夜の4時間ほど、マスクをつけずにゲームや会話をしていた。16日に発表された周南市と山口市の20代男性2人も参加しており、クラスター関連の感染者は計20人となる。残りの3人はその友人や家族。
村岡嗣政知事は臨時の記者会見で「全国的に感染リスクが高まっており、これまで以上の感染予防の意識を」と呼びかけた。また、プレミアム宿泊券の停止や感染状況のステージ引き上げ判断はすぐには検討していないとした。(前田健汰)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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