「ゲーム依存層」「条例にについて」――。子どものゲーム利用時間を定めた香川県ネット・ゲーム依存症対策条例へのパブリックコメント(意見公募)で、賛成意見の中には、同じ誤字のものが複数あった。朝日新聞が情報公開請求で入手した文書でわかった。
条例は議員提案で成立し、1日に施行された。パブコメは2月6日までの15日間実施され、2269件の賛成意見や、401件の反対意見が寄せられた。賛成のうち約1900件は、県議会ホームページの問い合わせフォームの「ご意見箱」から送られ、フォームには「件名」や「ご意見・ご感想」の欄がある。
件名に「依存症」と書くべきところを「依存層」と誤っていたのは21件。21件とも意見欄には「ネットゲーム依存症対策条例が通る事により、皆の意識が高まればいい」との表現が含まれていた。
件名に「条例にについて」と、「に」を重ねた意見も50件あった。このうち大半は意見欄に「ネットゲーム依存条例に賛同」か「ネットゲーム依存条例に賛成」とだけ記されていた。このほか、件名を「ゲットゲーム条例」とした賛成意見も2件あった。
これらの同じ誤りを含む賛成意…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル