コスプレ始祖・小谷真理「ぐさっときた」35年前の言葉

 日本のコスプレの始祖ともされるSF・ファンタジー評論家の小谷真理さん(61)。評論家として歩むきっかけとなったのは、SF作家・柴野拓美さんの言葉だった。

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 米国の名門デューク大学にアジア文化研究の講師として招かれたことがある。教室にはコスプレ姿のファンやアニメ研究会の学生が待ち受け、日本のサブカルチャーを語っていた。その熱さが、自分たちがかつてアメリカSFの自由さに感じていたあこがれと重なって見えた。

 現実さえも変えうるSFの幻想力にひかれ、1970年代からSFとファンタジーにのめり込んだ。英雄冒険譚のヒロイック・ファンタジーなどのファンが集ったファンクラブ「ローラリアス」に参加し、78年にはSF好きが集まる日本SF大会で人気作家バローズの『火星の秘密兵器』のヒロイン「タヴィア」に扮し、話題になった。

 「ハードSFの巨匠ポール・ア…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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