コリアンルーツを学ぶ「ハギハッキョ」 日本の教員が加わる意味とは

 韓国・朝鮮にルーツのある子どもが交流する「ハギハッキョ」(夏期学校)が7月27、28日、堺市堺区の市立堺高校であった。子どもたちが自身のルーツを学ぶ意味、日本の教員たちがそれを支える意味とは――。

 大阪府内のハギハッキョは1980年に豊中市で始まり、府内各地の自治体の在日外国人教育研究会が開いている。堺市では87年から毎年続き、コロナ禍での中断を経て4年ぶりに開かれた。市内の小中学生ら24人と保護者が言語や文化を学びながら交流した。

 子どもたちは年代別に分かれ、在日コリアンの民族講師からハングルの書き方や韓国・朝鮮の歴史と文化を学んだ。民族楽器の演奏体験や、全員でゲームをして楽しむ時間もあった。

 小学5年生の女子児童(10)は母方の曽祖父母が戦時中に朝鮮から渡日し、祖母は韓国籍という。「韓国では1歳の誕生日に占いをするなんて知らなかった。楽しかったので、来年も来たいです」と話した。

 一緒に参加した母親は「この…

この記事は有料記事です。残り843文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment