文部科学省は29日、新型コロナウイルスの影響で、大学入学共通テストの本試験も追試験も欠席せざるをえなかった受験生について、来年1月の共通テストでは、各大学に個別試験での合否判定を求めないことを決めた。永岡桂子文科相が記者会見で明らかにした。
文科省は今年1月、当時の感染拡大を受け、共通テストの本試験も追試験も受けられなかった受験生について、個別試験や追試で合否判定を行うことや、再追試を新たに設けることなどを求める通知を各大学に出していた。
共通テストの本試験と追試験は2週間空いている。今秋、発症者の療養期間が7日に短縮されたことなどを受け、永岡文科相は同様の措置を利用する受験生は「通常想定しにくい」と話した。
同省によると、今年1月の共通テストの本試験も追試験も受けられずに個別試験に臨んだ受験生はのべ24人。また、大学の個別試験が受けられず、共通テストで合否判定されたのがのべ5人いた。共通テストの本試験と追試験に加えて個別試験の本試験と追試験も受けられなかった受験生はのべ19人いた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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