今年の私立大入試では、昨年と比べて平均点が下落した科目が目立った大学入学共通テストと、感染が収まらない新型コロナウイルスが、志願先選びに影響を与えました。予備校の担当者に、今年の首都圏の私立大入試を振り返ってもらいました。
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1月15、16日にあった共通テストの本試験は、1年目だった昨年と比べて各科目の平均点が軒並み低下。数学Ⅰ・Aなど7科目で、前身の大学入試センター試験時代も含め過去最低となった。中でも数学Ⅰ・Aは前年より20点近く、数学Ⅱ・Bは17点近くも下がった。この「数学ショック」の衝撃は大きく、SNSには受験生の嘆きや焦りの言葉があふれた。
共通テスト利用方式の入試を行う私立大は増えている。首都圏では昨年の入試から学習院大と上智大が導入。慶応義塾大と国際基督教大などを除くほぼ全ての主要大学が採り入れたことになる。
昨年「一人勝ち」の立教は
共通テストは地元の会場で受けることができ、しかも複数校に出願できるため受験生には便利だが、「ショック」と名付けられるほど難易度が上がったことから、共通テスト方式に加えて一般方式も出願したり、一般方式に切り替えて出願したりした受験生が多かったようだ。
「秋の模試の段階では一般方…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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