コロナに負けない「助け合いリレー」 銀座の店が協力

 新型コロナウイルスの影響で訪日客が激減し、大きな打撃を受けた東京・銀座で、店などを構える企業同士がネットで商品紹介し合う取り組みが続いている。日本を代表する大手から老舗まで、大小様々な店が協力してコロナ禍を乗り切ろうと協力している。

 17日、日産自動車の銀座のブランド発信拠点「NISSAN CROSSING」で、プロジェクト発起人で銀座の和菓子屋「木挽町よしや」3代目の斉藤大地さん(34)が、アパレル店舗から預かったシャツや香水を日産担当者に手渡した。代わりに日産から受け取ったのはロゴ入りのトートバッグやマグカップ。これらは斉藤さんが酒造会社に渡すという。

 この取り組みでは、斉藤さんが媒介役となり、ある企業の商品を別の企業に手渡す。

 渡された商品は、木挽町よしやのツイッターなどネットでPRする。さらに、その企業の商品を斉藤さんが別の企業に渡し、新たに受け取った商品をPRする、という具合だ。

 プロジェクトは4月2日に始まった。紳士服店や和菓子屋などさまざまな業態の店などをつなぎ、日産は66社め。この取り組みを機に、新たな取引につながった例もあったという。「コロナの影響は大きいが、銀座全体で盛り上げたい」と斉藤さん。

 今月末には100社目となる予定で、最後のユニクロ東京は、プロジェクトにちなんだTシャツを販売して利益を銀座地域に寄付する。(友田雄大)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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