コロナの影響「アルバイト収入減」4割 大学生協連調査

 「入学したことを後悔している」「精神的に不安定になっていく」。全国大学生活協同組合連合会は1日、新型コロナウイルスが大学生の生活に与えた影響を調査した結果を公表した。新型コロナが大学生の金銭面や心理面に影響を及ぼしている状況が浮き彫りになっている。

「両親もぼくも収入が減った」

 アンケートは全国の大学生と大学院生を対象に、4月20~30日にウェブで実施。大学院生を除く大学生3万5542人分の回答結果を、1日に公表した。

 アルバイトへの影響を尋ねた質問では、約4割が「あまりシフトに入れていない」「勤め先の事情でやめることになった」と回答。アルバイト収入が「大きく減少する」「減少する」見通しと答えた学生も約4割にのぼった。家族の収入見通しについても、3割超の学生が「大きく減少する」「減少する」と回答した。

拡大する新型コロナウイルスの感染拡大を受け、学内への立ち入りを原則禁止にする大学が相次ぐ=4月9日、東京都内

 自由回答では、「両親もぼくも収入が減ったのに支出は変わらない。学費が家計を圧迫していることを思うと申し訳なくてたまりません。バイトも勉強も中途半端で何のために大学に入学したのかわかりません」(私立大1年・男性)、「アルバイトで授業料を支払っていたが、解雇され、まったく収入がありません。下宿先の家賃や学費など工面できるかとても不安」(国立大2年・女性)との記述もあった。

 「授業がなかった4月分の学費は返還してほしい」「満足のいく授業ができていないのに授業料がそのままなのはおかしい」など学費返還への要望も目立った。

■「毎日のように泣いて…


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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