76回目の終戦の日を迎える15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都)で開かれる。参列する遺族は、会場のある東京を除く各道府県からは1人程度に絞り、12日時点で55人にとどまる。全体でも約200人となり、第1回の1952年以来、記録が残る範囲で最少となる。
例年、約6千人が出席して約310万人の戦没者を悼んできた。昨年も新型コロナの影響のため出席者は542人(遺族193人含む)に絞られていた。今年は東京など6都府県に緊急事態宣言が出ていることを踏まえ、さらに縮小する。
遺族のほか、天皇、皇后両陛下、菅義偉首相らが出席。午前11時51分に始まり正午に黙禱(もくとう)する。その後、天皇陛下が「おことば」を述べ、首相や遺族らが献花をする。15日には、40都道府県でも自治体などが主催する追悼行事があり、約9700人が参列を予定している。(杉浦達朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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