新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事は7日、都内2カ所に「コロナ専用病院」を開設すると発表した。都内では初の開設となる。東海大東京病院(渋谷区)で9月中に、旧都立府中療育センター(府中市)で10月中にそれぞれ100床設けるという。
都によると、コロナ専用病院は、軽症や酸素吸入が必要な中等症の患者の受け入れを想定している。府中にできる病院の運営は、都立病院・公社病院が担う。いずれも必要な改修工事をしてから開設する。都はこのほか、6日時点でコロナ患者用の病床を計2400床(重症者用100床含む)確保しているという。
専用病院をめぐっては、都医師会などが、「コロナ患者の入院調整に時間がかかっている」「多くの病院でコロナ患者を分散して引き受けることで、他の患者が受診を控えてしまう」として、設置を訴えていた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル