新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、東京の観光スポットである東京スカイツリーにも異変が起こっている。担当者は「昨年の同時期と比べて、来場者が減っている感覚があります」と話した。
担当者によると、年間平均で1日、1・1万人が来場者するという。通常の1、2月は年間を通して来場者が少ないという。コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国からの団体旅行が禁止になったことから、1月末~2月末までに、750名分の団体キャンセルがあった。
スカイツリーでは、月4回(平日、休日2回ずつ)、来場者に対してヒアリング調査を実施し、どこから来ているのかを調べている。2019年の上期のデータでは、約3割が海外観光客だった。その中でもおよそ20%が中国からの観光客が占めている。春節(旧正月)の時期と重なり、中国人観光客が減っていることから、少なからず影響を及ぼしている。
スカイツリーでは、感染予防として、1月25日からスタッフのマスク着用、アルコール消毒液の設置などを行っている。感染が猛威を振るっているが、担当者は「今の状況が早く落ち着いて、お客様に安心していただけるように、できることをやるだけです」と話した。【佐藤勝亮】
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