新型コロナウイルスの「第6波」で感染が急拡大するなか、芸能人や所属事務所が感染を報告する際、「謝罪」の言葉を述べるケースが相次いでいる。対策をしていても感染は防ぎきれないが、それでも謝罪が必要なのだろうか。
「関係者の皆様、いつも応援してくださっている皆様に、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしますことを心よりお詫(わ)び申し上げます」。24日に感染がわかったフリーアナウンサーの古舘伊知郎さんの所属事務所は翌25日、ホームページ上で報告文とともにおわびを掲載した。
「ご迷惑」「ご心配」相次ぐ謝罪
今月、同様に感染が判明した俳優の吉岡里帆さんや芳根京子さんの所属事務所も「ご迷惑」「ご心配」をかけたとして、おわびの文章を公表した。タレントの小島瑠璃子さんはツイッターで「関係者の皆様、大変ご迷惑をおかけいたします。申し訳ありません」と投稿した。
芸能人に限らない。大相撲の八角理事長は1月の初場所初日で、複数の関係者の感染に触れ、「ご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます」とあいさつした。
感染で仕事を休むとその影響は避けられず、著名な芸能人だととりわけ影響は大きくなる。ただ、どれだけ気をつけても、完全に感染を防ぐことは不可能だ。
「おわび」をどう考えるか
果たして謝罪は必要なのか。
新潟青陵大の碓井真史(まふ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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