厚生労働省は1日、新型コロナウイルスの感染後にできる抗体を保有する人の割合を把握するため、1万人規模の調査を始めた。症状が出なかった人や回復した人も含めた感染の広がりを推定する狙い。
検査は東京、大阪、宮城の3都府県で実施。20歳以上の住民をそれぞれ約3千人ずつ無作為に選んで同意を得た人から血液を採取し、ウイルスに感染した後の免疫反応で体内にできる抗体の有無を調べる。次に流行した時に感染する可能性がある人数の推計や、ワクチンの接種が必要な人数の試算に役立つと期待される。
東京都は調査開始に先立ち、板橋区内の採血会場をメディア向けに公開した。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース