国内で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の数が再び増え始めた。8月に公表された死者は12日までで53人に上り、7月の39人を上回った。最近は重症化しにくい若年層が大半を占めてきたが、感染は中高年に広がっている。感染者の急増で、入院先や療養先を十分確保できない地域もあり、自宅待機中に重症化する恐れもでてきた。
朝日新聞の集計によると、12日までの1週間の死者は36人。4月初旬のころに匹敵し、前週から1・5倍に増えた。厚生労働省によると、全国の重症者も12日時点で177人と1カ月前の5・5倍となった。
感染者数は「第1波」を大幅に上回る。7月は1万7千人を超え、4月の1・5倍近くに達した。一方、死者は7月に39人。4月の391人、5月の441人よりも大幅に少なかった。第1波では検査対象にならなかった20~30代の感染者が大半を占めていたことが大きな理由だ。
しかし、状況は変わりつつある。東京都の40代以上の感染者は、10日までの1週間で742人。前週は685人、前々週は575人だった。大阪府や愛知県では人工呼吸器を装着する人が「第1波」並みの勢いで増えている。
日本集中治療医学会の西田修理…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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