コロナ禍でも開発熱やまないニセコ 五輪なくても世界レベルの観光地

 2030年冬季五輪パラリンピック招致を目指す札幌市の開催概要案では、アルペンスキー競技はニセコ地区で行う計画になっている。北海道倶知安町やニセコ町などの同地区は札幌から約100キロの羊蹄山周辺。そのパウダースノーは海外で「JAPOW(ジャパウ)」と呼ばれ、世界中のスキーヤーをとりこにしてきた。新型コロナウイルスの流行前は世界中から観光客が集まった。

 「五輪がなくてもニセコのネームバリューはすでに世界レベル」。ニセコでレンタルスキー店や宿泊施設を運営する田中義人・倶知安町議(49)は言う。

 高校卒業後、会社員の傍らフリースタイルスキーモーグル選手として海外の大会に出場。その経験から「世界的にもニセコは圧倒的に環境が良い」と言う。

 標高は低いが軽い雪質のパウダースノーが降る。シーズン中は毎日のように降雪があり、軽い新雪の上を滑ると「空を飛んでいるかのような浮遊感を味わえる」。

 田中町議によると、2月に札…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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