北海道東川町は、国立競技場の設計に携わった建築家の隈研吾氏との共同事業に乗り出す。町は「旭川家具」の生産地の一つとして知られており、隈氏とともに世界へ発信する家具デザインコンペを開始。また、コロナ禍でオフィスの分散化が注目されるなか、隈氏の事務所を町内に置くことも決まった。隈氏は「コロナ禍の今は、集中から分散への折り返し点。東川は分散に適した町」と話す。
東川町は家具生産にちなんで、4月14日を「椅子の日」と制定。町を訪れた隈氏は同日、自身がデザインし、町内の家具職人が制作した椅子3脚を披露した。
町は隈氏とともに昨年末、「KAGUデザインコンペ」で作品募集を始めた。第1回のテーマは木の椅子。世界36の国・地域から834点の応募があり、6月に町で表彰式が開かれる。隈氏は「今までの家具の概念を超えるようなものを提案してもらい、東川から世界へ、家具の新しいあり方を発信したい」という。
さらに町は役場近くの町有地に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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