兵庫県姫路市にある全寮制男子校の私立自由ケ丘高校は、来年度の生徒募集を停止すると決めた。来年度から休校し、現在の1、2年生約80人は津市にある系列の全寮制共学校に転校させる方針。生徒数が近年減っており、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけたという。
運営する学校法人日生学園(津市)や同校によると、同校は県内外から生徒を受け入れているが、コロナ禍で今年2~3月に学校見学に来る人が減り、新入生が大幅に減った。少子化や通信制高校との競合などで生徒の減少が続いており、1学年180人の募集定員に対し、現在の在校生は3年生57人、2年生45人、1年生36人だという。
同校は1983年に日生学園第三高校として開校し、2015年に現校名になった。不登校経験がある生徒らも受け入れてきた。休校・転校の方針は6月から生徒や保護者に説明し、理解を求めてきたという。(鈴木芳美)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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