コロナ禍で結婚、廃業の恐怖はずっと でも僕は店にいる

 東京都の時短要請が始まった28日、高円寺(杉並区)の居酒屋「天然鮮魚 三六九(みろく)」は午後10時になると、東京都の要請に応じて普段より2時間早く店を閉じた。「本当に申し訳ない。こっちも、やりたいんすけど……」。店主の中島雄一郎さん(39)は店の前で頭を下げ、客を見送った。

 18歳の頃から飲食業界で働き、27歳で独立した。カウンター11席にテーブルが三つ。新鮮な魚介類を使った料理が売りで、常連客も増えていった。

 「やりがいを感じられる場だし、生活の一部でもある」。そんな店も、今春以降、新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)され続けてきた。

 4月に緊急事態宣言が出される…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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