全国の大学・短大で2020年度に中退・休学した学生は、前年度から約2万1千人減の約12万5千人だった。文部科学省が25日発表した。コロナ禍のもとでも中退・休学者が減った理由について、文科省は、学費負担について心配する学生に対し、各大学が授業料減免や悩み相談などの支援に力を入れた結果とみている。
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文科省は今年3~4月、全国の国公私立大学・短大・高等専門学校1082校を対象に調べた(回答率95%)。大学・短大の中退者は前年度比1万6216人減の5万7913人。学生数に占める割合は同0・55ポイント減の1・95%だった。中退の理由は「経済的困窮」が16・7%で最も多かった。「転学等」(16・1%)、「学生生活不適応・修学意欲低下」(15・3%)が続いた。
休学者は同5253人減の6万7034人。休学の理由も、経済的困窮が15・8%で最多だった。
コロナ禍の影響と判明している中退者は2024人、休学者は4627人。
国は昨年度、家計が急変した…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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