過去10年間の若者の自殺を分析すると、コロナ禍では女性のみ顕著に自殺が増えた――。そんな研究成果を横浜市立大と慶応大の共同研究グループ(責任者=堀田〈ほりた〉信之・横浜市立大付属病院化学療法センター長)が22日発表した。10代前半の女性の自殺も増えており、経済的影響だけでなく、家庭内暴力の増加も一因との見方を示している。
コロナ禍では、女性や若者の自殺が増えていることが社会問題化。これを受け、研究グループは2012年7月~22年6月の10年間に国内で自殺した男性9428人、女性3835人の統計データを分析した。
死者数を男女別に10~14歳、15~19歳、20~24歳に分けて6カ月ごとでカウント。20年7月以降のコロナ禍と、それ以前を比べると、男性はいずれの年齢層でも統計的に有意な増減はなかったのに対し、女性はいずれの層でも数割増えていた。
研究グループは要因について…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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