コロナ禍の3年余り、兵庫・宍粟が対応記録誌 臨時交付金事業検証も

 2020年1月に国内で新型コロナウイルス感染が確認されてから今年5月に感染症法上の位置づけが変わるまで、兵庫県宍粟市がどう対応してきたかをまとめた記録誌ができた。新しい感染症の拡大に備える目的で市が作成した。市のホームページで見ることが出来る。

 記録誌は71ページ。3年余りにわたる国・県の動向と市の対応を時系列で記したほか、感染者数の月別の内訳やワクチン接種の実績などをまとめた。

 新型コロナ感染症対応の地方創生臨時交付金活用事業では、22年度までの各年度について各事業の総事業費や開始・終了の時期を明示し、事業効果の検証結果も示した。事業数は20年度が113事業と最も多く、学校の休校に伴う子育て世帯の負担軽減に向けた応援金支給事業については「アンケートで『助かった』との回答が多かった」としている。

 発表した福元晶三市長は「可能な限り検証をし、次に向けて活用できるよう記録誌をまとめた。コロナがなくなったわけではないが、取り組みを次世代につなげたい」と話した。(雨宮徹)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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