コロナ禍乗り切る「こたつテラス」 東京のシェアハウス

 こたつがあれば寒くても風通しのいいテラスで過ごせる――。東京都墨田区にあるシェアハウスに「こたつテラス」がお目見えし、住人や食事客が思い思いの時を楽しんでいる。

 「ボンズハウス」は客のほとんどが外国人のゲストハウスだった。コロナ禍で宿泊客が激減し1階で飲食業を始めた。席数確保のためテラス席も造った。日本の客が増えたので簡易宿泊施設をシェアハウスに変えてようやく軌道に乗ったが今週は営業時間短縮の要請が出た。

拡大する風通しも日当たりもいい「こたつテラス」

 代表の石井清登さん(25)は「今年は一難去ってまた一難というのが3回くらい」と苦笑い。「でもこの状況でなかったらこたつなんて考えなかった。つらいのはみんな一緒。水のように変化して不況でも耐えられるようにするのが経営者」と前向きな思いを教えてくれた。千葉県から初めて来た会社員(26)は「さむ暖かくて最高。外ならコロナの心配も和らぐ」と、気持ちよさそうだった。(福留庸友)

拡大するこたつテラスでは、お客やシェアハウスの住民、スタッフたちが親しく言葉を交わしたり、くつろいだりと思い思いに過ごしていた=11月26日夜、東京都墨田区、福留庸友撮影


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment