「空を見上げて前向きな気持ちになってほしい」-。福岡県糸島市の芥屋海岸で1日、75発の花火が打ち上げられ、夜空に大輪の花を咲かせた。
全国の花火業者が、コロナ禍の人々を元気づけようと企画した「Cheer up!花火プロジェクト-全国一斉悪疫退散祈願」の一環。賛同した各地の業者(約160社)は、「3密」回避のため、事前に打ち上げ場所を告知せず、そろって午後8時から“サプライズ”を演出した。
芥屋では砂浜の堤防から上がった、最大直径120メートルの花火が約3分にわたり空を染めた。警備を手伝った近くの飲食店経営、川端康文さん(46)は「全国の花火師さんの気持ちが伝わってきました」。
福岡都市圏では、海の中道海浜公園(福岡市東区)の海辺からも芥屋と同じ業者が花火を打ち上げ、博多湾沿岸にコロナ終息を祈る光を届けた。(竹森太一)
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