新型コロナ対策の持続化給付金約9億6千万円の不正受給に関わったとして指名手配されている谷口光弘容疑者(47)が、給付金申請のために募った協力者との間でトラブルになっていると周囲に漏らしていたことがわかった。このトラブルを解決するため、海外でビジネスをするとも語っていたという。
捜査関係者によると、谷口容疑者は2020年10月にインドネシアに出国し、その後は行方がわからなくなっている。
出国の約2カ月前に谷口容疑者と話したという男性によると、谷口容疑者は「名義人から身分証のコピーなどをもらい、知人と協力して持続化給付金の申請代行を繰り返してきた」と語っていた。
谷口容疑者は、自ら開いたセミナーで募った参加者から運転免許証の写しなどを受け取るなどして、給付金の受け付けが始まった20年5月以降、家族を含むグループで約1780件の申請を繰り返していたとされる。
ただ谷口容疑者は男性に対し、20年7月後半ごろから申請が急に通りにくくなった、と説明。給付されないことでクレームが相次ぎ、「収拾がつかなくなった」という。申請の名義人となる協力者の一部から、谷口容疑者らのグループが事前に報酬を受け取っていたからだという。
谷口容疑者はこの後、給付されなくなった理由を男性に語ります。そして、男性にある頼み事をしました。
谷口容疑者による男性への説…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル