コロナ雇調金など詐取した疑い、男4人逮捕 被害額は6億7千万円か

 コロナ禍での国の雇用調整助成金(雇調金)などをだまし取ったとして、警視庁は会社役員の徳毛亮容疑者(46)=横浜市鶴見区東寺尾6丁目=ら男4人を詐欺容疑で逮捕し、11日に発表した。

3人は容疑を認め、1人は否認

 他に逮捕されたのは会社役員の和泉直虎(なおと)容疑者(53)=横浜市南区井土ケ谷下町=と会社役員の男(40)=川崎市多摩区=、職業不詳の男(42)=東京都江戸川区=の3人。徳毛容疑者ら3人は容疑を認め、残る1人は否認しているという。

 組織犯罪対策特別捜査隊によると、4人は共謀して2021年5~同12月、会社役員の男の不動産コンサルティング会社で、雇調金や緊急雇用安定助成金を東京労働局に計14回申請し、22年1月までに計約3522万円をだまし取った疑いがある。申請に名義が使われた従業員20人は架空の人物だった。全ての申請を徳毛容疑者が行っていたという。

 同隊は、徳毛容疑者らが関与した雇調金などの不正受給額は計15社164人分で計約6億7千万円に上り、一部は暴力団の資金源になっていた可能性があるとみている。(三井新)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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