コーラ×アイスの実=インスタ映え 高校生が特産品使いまちおこし

松永佳伸

 岐阜県関市在住、在学の高校生13人でつくるまちづくりグループ「VSプロジェクト」が、関市千疋の喫茶店「珈琲(コーヒー)館おんさい」と協力し、オリジナルクラフトコーラを考案した。31日のハロウィーンイベントで試飲と販売をする。

 VSプロジェクトは、市の市民協働課が、若者活躍推進事業として2017年度に設けたまちづくりのプロジェクトチームだ。毎月1、2回集まり、まちの情報発信などに取り組んでいる。

 珈琲館おんさいがスパイスなどをブレンドして開発したクラフトコーラを使い、8月から新商品づくりに取り組んできた。

 関市特産のキウイフルーツジャムを混ぜることでつぶつぶの食感と酸味を加えた。高校生の視点から「インスタ映え」を考え、「アイスの実」(ぶどう味か、なし味)を加えることで、見た目と味の変化を楽しんでもらうことにした。

 名づけて「KoKoコーラ」。試作を繰り返すうちに「アイスの実」が溶けるとコーラはピンクやクリーム色に変化し、味もまろやかになることに気づいたという。

 聖マリア女学院1年の長瀬友花さん(16)は、コロナ禍でボランティア活動ができずにいたとき、メンバー募集を知って参加した。「高校生に飲んでもらうことを意識した。アイデアを形にするのは大変だったが、オリジナリティーにこだわった。味や見た目の変化を楽しんでほしい」とPRする。

 活動発表と試飲会は31日午後1~3時半、関市平和通4丁目の観光複合施設「せきてらす」で。午後4時半からは会場のハロウィーンイベントに参加し1杯300円で販売する。珈琲館おんさいでは11月の1カ月間、550円(モーニングサービス付き)で飲むことができる。(松永佳伸)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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